相羽建設株式会社は、アフター事業に強みを持つ地域工務店です。このたび、お客様にメンテナンス費用を確保いただく手段として、メンテナンスチャージポイントを導入。導入を決定された相羽健太郎社長と、メンテナンス・リフォーム部の佐々木清部長にお話をお伺いしました。
- 課 題
- 新築事業に偏重していた売上を分散化したい
- アフター・リフォームをはじめ事業領域を拡大させたい
- 解 決 策
- アフター事業の再編成と意識改革の実施
- 継続的な顧客接点の創出
- 効 果
- ロイヤルカスタマーの増加
- アフターメンテナンス経由のリフォーム・新築案件増加
アフター部門を「花形」に
リフォームの年間売上が13年で8倍に成長したそうですね。どのようにして事業多角化を実現されたのでしょうか。
相羽さん 13年前、アフターを一番の花形部署にすると決意し、選り抜きの人材を集めて専門部署を立ち上げ、「家守りの会」という有料会員制度をつくりました。
佐々木さん 家守りの会では無料点検や無料出張をサービスとしています。当初はクレーム対応も多く非常に大変でしたが、諦めずに丁寧な対応を続けた結果、数年前からリフォームや新築の受注につながることが増えてきました。事業多角化だけでなく、新築事業への効果も感じています。
ストック時代における工務店経営の新しい姿ですね。
相羽さん しかし根強い課題もありました。いざリフォームのタイミングになっても、お客様にお金を用意頂かなければ、結局売上にはならないんです。現実として、教育資金などと並行してお金を貯めることはなかなか難しい。戸建でもマンションのように、あらかじめ修繕費を保全するファイナンスの仕組みが必要だと考えていました。
メンテナンスチャージポイントを導入頂いた経緯を教えて下さい。
相羽さん このような仕組みを当社で独自に作るには、様々な課題がありました。当社でお金を預かると収益となり、課税対象となってしまう。返戻金型の積立保険を導入したこともありましたが、今は適切な商品がありません。そんな時、長年付き合いのあるMSJグループがメンテナンスチャージポイントという制度を提供し始めたと聞き、すぐ導入を決めました。
導入されてみていかがですか。
相羽さん お客様には「メンテやリフォームの費用をチャージするSuicaのようなもの」とご説明しています。チャージ分はいずれ当社の売上になりえますので、経営的に見通しがたち、安心感が生まれたことが何よりも大きいですね。
これからも地域工務店として、家を守り、資産価値を維持することに根気強く取り組んでいきたい。戸建でも修繕費の保全が当たり前になること、それが僕らの悲願です。メンテナンスチャージポイントはその一翼を担うものだと思っています。
MSJグループでも住宅会社様のアフター事業支援に尽力してまいります。本日は有難うございました。
メンテナンスチャージポイント
メンテナンスチャージポイント
建物は経年劣化が避けられません。事故を防ぎ、安心して暮らしていくためにも、建物の修繕は必須。コストもかか …続きを読む
会社情報
社名 | 相羽建設株式会社( ウェブサイト ) |
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創業 | 1971年 |
新築住宅着工数 | 年間約30棟 |
売上 | 年間約17億円 |
従業員数 | 約50名(役員、社員大工、パート含む) |
加盟FC | OMソーラー |