注文住宅の原点 追求し続ける 保険取次店やリモート検査を活用しハンデを克服

サービス導入事例

建成ホーム株式会社 (北海道登別市)は北海道登別・室蘭、苫小牧にて創業35年の注文住宅工務店です。長く地域に根差す工務店のあり方とは―。松坂 喜代貴 代表取締役社長と技術部の田中 裕貴 次長、田中 歩美 課長にお話を伺いました。

課 題
  • 人口減少による新築ニーズの減少
  • 地元検査員の廃業などで技術者・技能者が減少
解 決 策
  • 高所得層向けへのリブランディング
  • リモート検査などデジタル技術の活用
効 果
  • 業績回復、リフォーム層の掘り起こし
  • 業務効率化にもつながり社内コストも圧縮
今年35周年という節目を迎えられました

松坂さん 地場工務店として、これまで累計1,000棟の注文住宅を建ててきました。創業社長の手腕のもと皆で真面目に取り組んできた歴史と、地域での信頼が何よりの誇りです。

登別と苫小牧に拠点がありますが、市況はいかがですか

松坂さん 新築市場に厳しさはあるものの、登別、特に室蘭地域は鉄鋼業が発展し、比較的高所得者層が多いことから注文住宅のニーズが根強くあります。当社では、注文住宅は施主の要望に細やかに応えてこそという考えから、設計部門に力を入れています。このエリアでは設計専任者がいない工務店が多く、結果として当社の差別化になっています。
一方の苫小牧は、人口は増えていますが競合も多い。注文住宅は局所的な地域性が高いと、改めて感じています。

松坂 喜代貴 代表取締役社長(右)、技術部の田村 歩美 課長(中)、田中 裕貴 次長(左)

昨年4代目の社長に就任され、業績も回復されました

松坂さん 入社から18年工事畑を歩んできましたが、創業社長から打診があり、悩んだ末社長を引き受けることにしました。当時の業績はピーク時の半分以下に落ち込んでいましたが、施主第一という原点に立ち帰り、誠実な対応を続けた結果、客足も戻りおかげさまで今期は回復しています。

田村さん 3年前に行った基本仕様のグレードアップも成果が出ています。当社では以前から自然素材を使うなど仕様は低くはなかったのですが、基本仕様を見直したところ、多少高くても良い家を建てたい方からの注文が増えました。ターゲットは絞られましたが、結果的に当社の差別化になっていますし、ブランディングにもつながったと思います。

まさに地域に長く根差す工務店の真骨頂ですね。ハウスジーメンの新築住宅かし保険も長く使っていただいています

田村さん はい、16年前から利用しています。以前は他の保険を使うこともありましたが、今は全物件ハウスジーメンです。かし保険だけではなく、省エネの補助金関連の認定書や地盤保証なども、インターネットで申請業務が全部済んでしまうので、とても便利だと思っています。

色々とご利用いただき、ありがたい限りです

田村さん 何かあれば、同じ道内の保険取次店、株式会社カキプロ(北海道札幌市)に相談できるのもありがたいです。過去にはフラット35の相談をしたこともありましたね。

田中さん 最近、新築住宅かし保険ではリモート検査も利用し始めました。スケジュールなどの融通がきくので助かっています。

 インタビュー後編はこちらから

経営者インタビュー(後半)|建成ホーム株式会社
「リモート検査」で様々なコストを圧縮。業務効率化にも貢献

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