倉敷ハウジング株式会社は、1976年創業の地域ビルダー。パナソニックのテクノストラクチャー工法を活用し、安定して受注を獲得しています。代表取締役社長の吉山政志さんに、長期保証制度やDX化について伺いました。
- 課 題
- 豪雨災害をきっかけに、紙書類の電子化が課題に
- 建設業2024年問題(時間外労働の上限規制)への対応
- 長期保証制度で利用していたシステムが多岐にわたり煩雑に
- 解 決 策
- DX化とサービスの集約化を幅広く検討
- 長期保証制度で使用していた各社サービスをMSJグループに集約
- 効 果
- 業務効率化により従業員の残業時間圧縮
- 新体制でリフォーム事業を始動
テクノストラクチャーの実績が全国トップクラスです
吉山さん 阪神・淡路大震災の住宅被害を先代が目前にして以降、当社では自然災害から命を守る耐震を第一に掲げています。
テクノストラクチャー工法は、耐震性能に加え設計の自由度も高く、注文住宅に最適なツールだと思っています。とはいえ、良い家は耐震性能だけではなく、住み心地やデザイン性などのバランスが大事。当社には家づくりに熱心なスタッフが揃っており、設計力の高さも強みです。
そのバランスの良さが安定受注の秘訣なのでしょうね
吉山さん 当社は経営効率を重視する大手ではないからこそ、施主の様々な要望に寄り添うことができますし、ハウスメーカーより金額も安く小回りもききます。大手ハウスメーカーと競合する案件では、かなりの確率で受注できています。
TVCMなどは行っておらず、受注の7割はOB顧客や不動産業者からのご紹介です。数ある業種のなかでも、住宅会社が潰れるほど迷惑なものはありません。竣工物件を守る責任もありますし、事業の継続性を一番に考えています。
長期保証制度「 FIVE STAR SUPPORT 」はいつから運用されていますか
吉山さん 施主への安心提供のため、6年前から始めました。点検を外注しつつ、瑕疵保険、設備保証、コールセンター、顧客管理システムなど、全て違う会社のサービスを組み合わせて制度をつくりました。ですが、情報が散らばり連携できておらず、非効率だなと感じていたんです。
データ連携はDX化の鍵と言われますね
吉山さん 私も以前からDX化への関心は高かったのですが、一度導入すると切り替えも難しいと考え、慎重に情報収集をしていました。西日本豪雨が発生した時は、紙や自社サーバーで情報を管理するリスクを痛感しましたね。当時は残業も多く、2024年問題も迫るなかで、大きな課題でした。
2年前からMSJグループをご利用いただいています
吉山さん 新築住宅かし保険、延長保証保険、地盤保証制度、住宅設備保証サービス、サポートデスク(緊急駆け付け保証)、助っ人クラウドなどMSJグループ商品に一本化しました。
吉山さん さらに引渡までの情報管理として、電子受発注に強いダイテック社のクラウドも導入中なのですが、ダイテック社と助っ人クラウドはデータ連携ができるので有難いです。最終的には助っ人クラウドに全ての情報を集約できるようになり、業務がスリム化されて従業員の残業がかなり減りました。サービスを一つにまとめるメリットを強く感じています。
後編では、始動したリフォーム事業についてお話を伺いました
新たな事業フェーズへ
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倉敷ハウジングさんでは、MSJグループサービスを導入して業務効率化を実施したのちに新体制でリフォーム部を …続きを読む
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大手ハウスメーカーを中心に定着したアフターサービスおよび長期保証制度。新築検討者にとって、長期保証サー …続きを読む